3年に1度の強剪定はお得? 毎年の剪定と、3年毎の強剪定のメリット・デメリット
マンションでの作業 施工事例 樹木・草花・芝の知識 造園コラム
更新:2021年04月08日 公開日:2019年05月16日
今回は「何年かに1度の強剪定と毎年の基本剪定のどちらが良いか」を考えてみたいと思います。
結論から申し上げると 「樹木健全な生育には毎年の基本剪定」で、「コストを重視するなら何年かに1度の強剪定」となります。
実は、強剪定も基本剪定(または軽剪定)も作業時間の差は少ないので、作業の手間としては殆ど変わりません。(もちろん将来の樹形を考慮した切除する枝葉の選択には経験と技術が必要なのですが、本件では一旦割愛いたします)
発生する枝葉の集積や処分費に大きな違いがありますが、それを考慮しても「何年かに1度の強剪定」の方が「毎年の基本剪定」より総コストは低く=安くなります。
しかしながら強剪定は樹木に大きな負担が掛かるので、毎年、まめに基本的な剪定を行ってあげた方が、数年に1度の強剪定より樹木にあたえるダメージは少ないので、生育悪化や枯れるリスクも少なくなります。
このリスクを含めて考えると『何年かに1度に強剪定』の方が安いからといって、これを続けていると、近隣への迷惑となり苦情の要因となったり、時には枯れてしまう事になりその撤去や、新しい樹木の手配・植替えのコストが発生するということも考えられます。
長く植えて、ともに日々を過ごした木々・草花には思い入れも多くなるものです。 樹木も生き物ですので、こまめな手入れをしてあげる事で、長い期間美しく育ってくれるものです。
考え方を変えるだけでメリットとデメリットは入れ替わるものですが、上記のような点も踏まえてご依頼の際の参考になれば幸いです。
強剪定の作業例
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