樹種変更による植込地のリニューアル その2
更新:2021年06月02日 公開日:2021年05月11日
前回に引続き今回も樹種を変更した植え替えの例を紹介します。
中野区にあるマンションで歩道沿い植え込み地にあるサツキツツジの生育が芳しくないことから、植え替えの依頼を受けました。
現況を確認すると長さ約7m奥行約50cmの区域に、排水桝や庭園灯等の設備も混在しており、かつ客土を入れる厚さも殆ど無いという、中々厳しい環境にも関わらず32株もサツキツツジが植えられていました。
明らかに植え過ぎですし、サツキツツジの特性を考えると育成にかなり厳しい環境です。客土を補充する為に基礎を壊して作り直したいところですが、今回は現況の変更は行わない前提での提案をご依頼を頂いているので……
- 浅い客土厚を考慮して葉肉が厚い(貯水能力に関連)樹に変更⇒ハマヒサカキを採用
- 植込地の面積に適した株数に減らす⇒ 12株へ
という形でリニューアルすることになりました。
雨が降らない期間も適宜灌水(かんすい=水をあげること)をして、夏を乗り切ることが出来れば、生育できる可能性が上がるかも知れません。
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